第1章：Butterflyの運営実態 - 株式会社ユニバースとは

まずは、Butterflyを運営している組織について、公式サイトの「特定商取引法に基づく表記」から確認します。

所在地とサポート体制について

所在地である「大阪市淀川区西中島」周辺は、古くからインターネットサービス事業者が多く集まるエリアです。

一点、留意しておきたいのがサポート体制です。特定商取引法に基づく表記には電話番号が記載されていますが、そのすぐ下に「※只今電話での受付は致しておりません」という注記が見受けられます。問い合わせ手段がメールなどに限定される可能性があるため、トラブル時の対応スピードについては事前に考慮しておく必要があります。

第2章：知っておくべき規約 - 「出会い」の定義について

Butterflyに登録する際、同意することになる「利用規約」。ここには、サービスを利用する上で非常に重要な前提条件が記されています。 特に確認しておきたい2つの条項をピックアップします。

第13条：サービスの提供範囲

規約第13条（運営側の免責事項）には、以下のような記述があります。

"本サービスはコミュニケーションの場を提供するサービスであり、出会いそのものを提供するものではないことを会員は了承するものとする。"

これは運営側が「サイトの役割はあくまで場所の提供であり、実際に会えるかどうかまでは関与しない」というスタンスを明確にしているものです。ユーザーとしては、「お金を払えば必ず誰かと会えるわけではない」という点を十分に理解した上で利用する必要があります。

第4条：広告メールの受信について

第4条（会員）の項目には、以下のような内容が含まれています。

"メールマガジン(クライアントからのPR広告を含む)は...会員はこれらのメールマガジンを当社が適当とする方法で受けとることを承諾したものとします。"

これは、Butterflyに登録したメールアドレスに対し、提携する他社（クライアント）の広告メールが配信される可能性があることを示しています。登録後に広告メールが増える可能性があることも、事前に認識しておきましょう。

第3章：料金体系の検証 - コスト構造を理解する

次に、利用にかかる「料金」について解説します。一般的なマッチングアプリとは単価設定が異なるため、予算管理が重要になります。

1ポイント＝約11円の設定

利用規約第9条によると、ポイント単価は1pt＝11円(税込)とされています。（※特定商取引法に基づく表記では10.8円との記載も見受けられますが、一般的に切り上げで計算されることが多いです）。 多くの出会い系サイトが1pt＝10円前後であることを踏まえると、やや高めの設定と言えます。

メール1通送るだけで「330円」

以下は、Butterflyの消費ポイント一覧です。

1往復のやり取りで600円超

コミュニケーションを取るためには、相手からのメールを読み、返信する必要があります。 Butterflyでメールを1通受信して返信した場合のコストを計算してみましょう。

1回の会話のキャッチボールで、昼食代程度のコストが発生します。もし、10回やり取りを重ねれば約6,000円となります。 このコスト感が、ご自身の予算や目的に合っているか、冷静に判断することが大切です。

第4章：19歳以上限定？年齢制限の特徴

利用規約第5条（会員資格）には、特徴的な記述があります。

"年齢が19歳以上の方(※高校生を除く)"

通常、日本の「インターネット異性紹介事業」においては、18歳未満（高校生を含む）の利用が禁止されています。Butterflyがあえて「19歳以上」としている背景には、より成人に近い年齢層にターゲットを絞る、あるいは独自の運営ポリシーに基づいたリスク管理といった意図があると考えられます。

一般的な大手マッチングアプリとは異なる運用基準であるため、利用資格についても注意深く確認しておきましょう。

第5章：優良サイト vs Butterfly 徹底比較

「コストを抑えて出会いたい」というニーズに対して、Butterflyと業界大手の「ハッピーメール」を比較してみます。

コスト面では大きな開きがあります。Butterflyで1往復する費用があれば、ハッピーメールなら10通以上のメールを送ることが可能です。 「特定の雰囲気や世界観を楽しみたい」という理由以外で、純粋に出会いの効率やコストパフォーマンスを求める場合は、他の選択肢も検討する価値があります。

第6章：よくある質問と検証結果

最後に、Butterflyに関してよくある疑問と、規約などから読み取れる検証結果をまとめます。